ブログ

地方自治体避難所開設用 飛沫感染対策パーテーション”エアトーレ+”

  • 2020.08.31

地方自治体避難所開設用 飛沫感染対策パーテーション「エアトーレ+」

コロナ渦のなか私たちが住む日本は、いつどこで起こってもおかしくない自然災害大国です。「コロナに負けるな」を合言葉に近隣地域の町工場と協力して完成させた避難所用飛沫感染対策パーテーションを今後起こりうる自然災害に立ち向い、地域住民を守る地方自治体へ届けたい!

 

 

”毎年のように起こる自然災害と新型コロナウイルス感染症の感染拡大”

自然災害による大きな被害を受けた被災者の方々の中には避難所暮らしを余儀なくされる方が多くいらっしゃいます。長期間の共同生活や生活の再建に不安を募らせるなか、現在のコロナ禍では感染予防にも心を砕き、心労を重ねざるを得ない状況が続いています。私たちは近隣地域の町工場とタッグを組み「コロナに負けるな」を合言葉に立ち上がりました!今こそ自分たちが培ってきたものづくりの力(技術)を活かし、支えていただいてきた社会に対して貢献できる製品に挑戦しようという決意でこのプロジェクトを立ち上げました。

 

 

◆壁面には、交換ができる環境配慮型不織布を採用◆

コロナ渦のなかでは、衛生的に使用し続けることが重要です。長期間の避難を余儀なくされた場合、すべてをアルコール消毒することは大変困難です。この不織布であれば誰でも簡単に張替え交換ができ、衛生的な状態を保つことができます。また、マスクなどと同様に気になる箇所だけアルコール消毒することもできます。使用する不織布は、生分解性樹脂を原材料とした自然界に存在する微生物の働きで最終的に水と二酸化炭素に分解され 自然界へと循環する樹脂になり、環境に配慮しながら更に抗菌性も兼ね備えています。エアトーレ+は、使い捨てタイプではなくフレームは何度でもご使用いただけます。

 

 

 

◆日本の文化”障子”のような安らぎを感じる空間◆

遮光性を確保しながら、完全に遮断しないことで他のシートなどの素材に比べて閉塞感を軽減することができます。やわらかな光に包まれることで、ストレスの軽減も期待できます。不特定多数の方が出入りする避難所では死角ができてしまうと置き引きなどが発生する恐れがあります。ぼんやりと人影が見えることで避難所の犯罪抑止力にも繋がります。更に急病など不測の事態などには、簡単に外すことができどの方向からも救助することができます。

 

 

 

◆おもちゃのブロックのように組み合わせで変幻自在◆

アルミパイプの組み合わせ本数を変更することで高さや横幅を変えることができ、同じ部品で4方囲うタイプからL字型のパーテーションへと変幻自在になります。使用するシチュエーションに合わせて可変できることも大きな特徴です。キャスター付きにもでき、組み立てたままひとりで簡単に移動できます。

 

 

 

◆誰でも簡単に組み立て&分解◆

工具を一切使わずに、差し込むだけで組み立て分解をすることができます。アルミパイプの内部には特殊加工したマグネットが内蔵されていて、差し込むだけで隙間なく結合できます。分解してコンパクトに保管ができるため省スペースで備蓄することができます。アルミパイプ1本あたりの重さは、約90g。四方囲う高さ1.8mサイズでは、計30本のアルミパイプを使用しても約2.7kgの軽量設計です。(キャスター、ジョイント、不織布は含みません)フレームの全ての製造を自社および近隣地域の工場で行っていますので、1本あたりのサイズ、組み立て時サイズ等、各自治体様のご要望に沿ったカスタマイズができることも大きな特徴です。ここが小さな要望にも何でも応えられる「町工場の力です」

 

 

 

◆エアトーレ+は倉庫で眠っていることがベスト。使わないのはもったいない!◆

エアトーレ+は、倉庫のなかでずっと眠っていることがベスト。あくまでも備えることが重要です。しかし、倉庫で眠っているだけではもったいない。平時にはエアトーレ+の部品を活用して、卓上型パーテーションとして使用することができます。不織布被せてソーシャルディスタンス確保する衝立、市販の透明ビニール袋を被せることで対面用のパーテーションとして、さらにポスターやお知らせなどを貼ることで掲示板にもなります。

 

 

 

プロジェクトを立ち上げた背景

社会全体が新型コロナの影響により非常に苦しい状況で、この苦境を「変革できるチャンス」と捉え、自社で培ってきた技術を活かし、地域の町工場と協力し合い「世の中に何か貢献できることはないか」と試行錯誤するなかで誕生したのが「エアトーレ+」です。このプロジェクトをきっかけに、多くの地方自治体にお届けすること。そして災害の発生時には、被災された方が少しでも安心できるよう、避難所で使用していただくことを願っています。

 

 

 

これまでの活動

2020年7月初旬から開発をスタートしました。7月15日に、和光市危機管理室様と1回目のお打ち合わせ。8月には4日・19日・21日・25日の計4回実施された和光市内の避難所開設運営訓練に参考展示させていただきました。そこで、危機管理室様、県内防災士様、消防関係様、市議会議員様、学校関係者様、地域の皆様から多くご意見をいただきました。ご意見を参考に改良を重ね、8月29日「エアトーレ+」がついに完成いたしました。

 

 

 

最後に

「新型コロナとは長い戦いに」

 

私たちは、ものづくりしかできません。
しかし、このものづくりで貢献できることがあります。
このプロジェクトは多くの方々に様々な形でご支援をいただいています。
コロナ渦の飛沫感染対策として「エアトーレ+」で少しでも恩返しができればと考えております。

 

”助け合い”という精神こそ”日本のチカラ”だと思います。
今こそ”日本のチカラ”を発揮して、皆様と共にこの難局を乗り越えて行きましょう!

         

投稿者

齋藤大介
齋藤大介代表取締役
精密計測器メーカーに入社後、営業とマーケティングを担当。
その後、新商品の開発責任者も兼務し、機械式構造で工作機械の回転数や駆動距離などを検出できるエンコーダーを開発。
業績の拡大に貢献。2018年に独立し現職。